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桑名がちょっとクワしくナる♪ ~ ⑦桑名の工芸品編 ~
みなさまこんにちは!
フナツヤレストラン担当の平野です。
今日は朝から雨が降り、寒さが一層身に凍みますね。
あたたかい恰好をしてお過ごしください。
さて、このシリーズも第7弾を迎えました。
有難うございます!
今回は、前回みなさまに紹介しました「桑名鋳物」に引き続き、桑名で現在なお伝統を紡ぐ「工芸品」を
紹介していきたいと思います!
■桑名のかぶら盆
桑名市では古くから「かぶら盆」の生産が行われてきました。
現在でも、東海地区、三重県の地域ブランドとして製作されており、お盆の材料には樹齢300年を超える天然木を使用し、何度も漆を塗り重ねられてつくられます。絵はすべて職人による手描きです。
江戸時代後期、松平定信が文人画家である谷文晁に命じてこの絵を描かせ、幕府に献上したことから、「かぶら盆」と呼ばれ一躍有名になりました。
■桑名刃物
桑名には、「鍛治町」という地名にも残る通り、鍛冶屋が多く営んでいた地域がありました。遡ること室町時代から多くの鍛冶職人が活躍し、みなさん一度は聞いたことはあるであろうあの妖刀「村正」の発祥地として知られています。
鍛冶屋の村正は、豊臣家や徳川家といった天下人の支持を受けて数々の刀を作り上げました。さらには近代の幕末や明治時代には伊藤博文や西郷隆盛といった著名人にまで愛用されていたことから、村正の技術の高さや気品さ溢れる魅力が多くの人を虜にしていたのは言うまでもありません。
現代においても、映画やゲームに登場することから、人気の高さが伺えますね!
しかしながら現実は厳しく、これまで長く伝統と技術を受け継いできた業が衰退の一途をたどっています。その背景には、科学技術の急激な工場や消費者ニーズの著しい変化、大量生産による需要の低下などが挙げられます。鍛治町として繁栄してきた桑名でさえ、現在刃物店は1店舗のみとなっています。
このブログを見た方が、桑名の歴史や伝統に目を向けて、意識を変えたり興味を持ていただければ幸いです。
それではまた!
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